人の仕事をサポートはしても肩代わりはしない。
グループのメンバーの人とよもやましてて、こんな話になったので。
マネージャー一年生の頃の経験
自分がマネージャーになった直後、上司の上司くらいの人とよもやまがあって、新任マネージャーが潰れないためにってアドバイスをもらったのだった。 記憶がおぼろげだけど、「メンバーが本当はやるべき仕事を、マネージャーが肩代わりして潰れてはいけない」って内容だったと思う。 その当時はあんまりわかってなくて、メンバーを助けてこそマネージャーじゃんって思ったのを覚えている。
そしてその結果、私は新任マネージャーとして一度潰れたのだったww
1分間マネージャーで学び直し。
よもやまの時には思い出せなかったんだが、この本の中に似たような話が書いてあった。
1分間マネジャーの時間管理 ちょっと長いけど引用。この本の中では、「サル」って表現がされてる。
「僕は今、社内を移動しているとしよう。途中、廊下で部下とすれ違い、話しかけられる。 『おはようございます、課長。ちょっと、いいですか。じつは現場で問題が起きまして……』。 問題と聞いて無視するわけにはいかないから、僕は足を止め、部下の話に耳を傾ける。 (中略) 『非常にゆゆしき問題だが、今はゆっくり話している暇がない。少し考えさせてくれないか』 と一応の返事をする。そして、ふたりは別れた」 〈1分間マネジャー〉は話を続けた。「今のやりとりを離れたところから観察していれば、 ふたりのあいだに何が起きたのかは一目瞭然だ。 ところが、渦中の当事者はほとんど分からない。立ち話が始まるまで、サルは部下の肩に乗っていた。 立ち話が始まると、部下の案件は僕と部下の共通案件になるから、サルは僕の肩に片足を移動した。 そして僕が『少し考えさせてくれないか』と言った瞬間に、サルはもう片足も僕の肩に移動させる。 部下は十キロほど身軽になって、その場を去るんだ。 どうしてだか分かるかい?サルが僕の肩に完全に乗り移ったからだよ」 1分間マネジャーの時間管理 (Japanese Edition) (Kindle の位置No.214-226). Kindle 版.
なるほどね。って思ったのを覚えている。
now
というような経緯を経て、今では、「なるべく人の仕事はサポート(これも多義的だけど、アドバイスする、くらいかな)しても、肩代わりはしない」は気をつけてお仕事するようにしていると思う。もちろん全部はできていないけれど。 やってみたbefore/afterで感じるのは
- 自分がむしろ手をつけすぎてて成長機会を奪ってたのかも
- 気づいたら自分がいなくてもチームが普通に回ってる状態になってた
などなど。比較的にポジティブかなと思ってるのでチューニングしながら引き続きやっていきかなと。