PoohSunny's blog

生きるために食べるのか、食べるために生きるのか。

Agile Japan 2021で有識者育成の話で登壇してきた。

はじめに

これはAgile Japan 2021アドカレ!の6日目の記事です。

adventar.org

登壇とその思い

今回はありがたいことに登壇の機会をいただいて、会社で取り組んでいた有識者育成の取り組みを紹介させていただきました。資料はこちらにアップされています。

今回の登壇についてですが、Agileって言葉を実践しよう、Be Agileであろうとする中でたくさんプラクティスはあって、いろいろ実践してきましたが「大規模なチーム・組織の中で、特に有識者1暗黙知をうまくトランスファーできていない」という悩みをずっと抱えていました2。 で、その課題へ体当たりした取り組みをしたのですが、同じように悩みを抱えてる現場も多くあるのでは、と思い公募にエントリーしました。

正直なところ、この取り組みがAgileと名のつくカンファレンスに相応しいのかは自信がなかったのですが、アリスター・コーバーンさんのHeart of Agileのスライドなどを読み返してみると、一周回って我々が取り組んだように、「知識だけでなくしっかりと熱意を伝える」部分や、「時間をとって対面(リモートだったけど)で伝える」部分がアジャイルの基礎にあるんじゃないかな、と感じるようになっています。

幸いなことに、多くの方に聞いていただけたようで、実行委員のjkさんから、「Ask the Speakerのトップバッターとなった陽太郎さんには この奇跡の瞬間を運営に見せてくださることとなり、本当に感謝しました。」とコメントいただきいやむしろこちらが感謝の気持ちでいっぱいです、となっています(恐縮)。 また、様々な方からフィードバックをいただけまして、やっぱり同じように悩んでいる方が多くいらっしゃることも確認でき、登壇してよかったなと思っています。

一方で、この取り組みに組織として全振りしているだけでなく、「有識者がいらないシステムにする」といった取り組みをセットベース的に実施していたり、この取り組みをする上でした調整とか前提の話があったりと、20分では喋りきれなかったこともたくさんありまして、もしご興味のある方がロング版の再演も承りますのでご連絡ください!

参加者として

今回は特にW基調講演が素晴らしく、アリスター・コーバーン博士、安田 忠弘さんの講演どちらも感動でした。アリスターさんの話からは、自分の取り組みに自信を持って進め!ってエネルギーをもらった気がして、安田さんからは人を大事にすることの覚悟をビシビシ伝えられた気がしました。

そして、事前準備から当日のファシリまで、実行委員の皆様には大変お世話になりました。本当にありがとうございます。機会があればまたエントリーしたいと思いますのでその時もどうぞよろしくお願いします。


  1. 有識者」という言い方でなくても「仙人」「ヌシ」みたいな人、あなたのプロダクトにいらっしゃいませんか?ウチにはいます。

  2. もしかしたら大規模アジャイルフレームワークはここに自覚的に取り組んでいるのかもですが、そこの知識は浅いのでこれを機にちゃんと勉強しようと思います。